退職給付債務計算【DBO計算(旧PBO計算)】、退職金・年金制度設計、企業年金資産運用など

企業年金・退職金に関する経営課題を解決するコンサルティング【IICパートナーズ】

継続教育:「確定拠出年金講座」~運用状況の確認と変更~(2)

研修のポイントと受講者の声を踏まえた今後の課題

3.研修の実施にあたって意識した点

運用状況の通知は年に2回紙で届きますが、実際に運用内容を検討する際には改めて加入者WEBサイトにアクセスし、直近の状況を確認したうえで、(運用の見直しを実行する場合には)そのままWEBサイト上で見直しの手続きを進めることとなります。

このため、受講者には研修前にあらかじめWEBサイトにログインし、自分の運用状況を確認できる状態にしておくよう案内しました。

そのうえで、運用状況の見方や運用を見直す場合の手続きについては、具体例をあげながら実際のWEBサイト上の操作にできるだけ近いイメージで説明することで、研修後の実際の行動に結びつくように意識しました。


4.受講者の声

写真:参加者
  • 実際に自分の口座の運用状況を見ながら、その運用実績や今後の運用資産の配分を考える機会を得れることは大きいと思う。内容としては、年代に応じた考え方を持って、中長期的な投資をイメージすることの大切さを再認識した。どうしても、短期的なマーケット見通しを意識してしまうところもあるので、そのバランスが大事だとも実感しました。
  • 自社のDC運用実績、内訳の平均が参考になった。
  • 過去10年間の積立シミュレーションが商品選択の参考になったが、そもそも市場を理解していないので、安易に利回りだけを見てはいけないとも思った。
  • 運用状況や確認方法の復習になった。DCを意識する機会になった。
  • 運用実績などを持参したのが自分だけだったので、印刷した紙を広げておくのに少し抵抗を感じた。

5.研修を終えて

DCでの運用を適切に行っていくには、最低限、自分の運用状況を確認し、必要に応じて見直しができるようにしておかなくてはいけません。その意味で、最初の継続教育で実際に自分の運用状況を確認しながら、今後の運用について考える機会を設けることはやはり有用であると感じました。

また、加入者WEBサイトにはスマートフォンからもアクセスできるので、スマホを持参してもらってそこからサイトにアクセスすることで、周囲の目を気にすることなく、運用状況等を確認しながら受講してもらう方法も考えられるかと思います。

研修の効果を測るという意味では、事後のアンケートや運営管理機関からのモニタリングレポートにより、その後の行動に結びついたかどうかを検証することが重要であるため、今後は効果測定の方法まで含めて事前に計画したうえで研修を実施したいと思います。