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ライフプラン:「介護への備え」

忙しく仕事を抱えている現役世代の方々は、「介護は大変」ということを頭では理解しながら、今の自分とは直接関係ないと思う(思いたい)人が非常に多いですしかし、少子高齢化の日本において、介護の重要性はますます高まり、身近なものになります。たとえ、身近なものだと感じている人でも「何から手を付ければ良いかわからない」「仕事との両立が不安」など不安や疑問が多くあり、整理しきれていない人も多くいます。 本研修では、「介護は積極的に取り組む必要があること」を理解し、「はじめの一歩何をすべきか」を知ることで、介護に対する不安を少しでも払拭することが狙いでした。

経営管理マネージャー 小永井 心

研修の構成と流れ

研修テーマ
第1部
介護の現状
1.数字見る介護の現状
2.人口予測に自分の年齢を重ねてみる
3.介護にまつわる4つの誤解
4.介護を前向きに捉える4つのポイント
第2部
介護サービスを知る
1.介護保険とは?
2.介護保険の利用の流れ
3.介護サービスを受けるには?
第3部
親を知る
1.家族を知る
2.理想的な話し合いのステップ

研修の内容、ポイント

第1部
日本を取り巻く介護の現状を理解したうえで、自分にも関係のあるものだと理解してもらうことから始めました。実際に70歳以上の要介護(要支援)認定者は約30%いて、結婚している人であれば、両方の親4名のうち1名は介護が必要になる計算です。

第2部
具体的に介護が必要になった際に知っておいた方が良い基礎知識を整理しました。具体的には介護保険の仕組みや介護サービスの種類を紹介。介護サービスは種類が多くわかりにくいため、おおまかなカテゴリーと困ったときに相談できる地域包括支援センターについての説明をしました。

写真:手と手

第3部

意外に見落としがちな「親を知る重要性」を伝えました。親が元気なうちは意外にコミュニケーションがおろそかになりがちです。しかし、いざ介護が必要になったときに「親のことをあまり知らない」ために、介護の大変さが増すことがあります。親が元気なうちにどのようにコミュニケーションをとるべきかを伝えました。

 

参加者の声

「役立った・参考になった・共感した」点
  • 介護の現状やサービス、介護保険の利用の流れを把握できた点
  • 親のことをよく分かっていなかったという点
  • 日常生活において自発的に勉強するテーマではないので、介護のイメージを知る良い機会となったと思う。特に、介護施設/サービスの空き状況や料金などは、初めて知ることが多かったです。自分の両親が祖父の介護をしていた姿を思い出し、改めて、介護について”事前に”考えることの大切さを知りました。
  • 地域包括支援センターの事を知らなかったので参考になった。早速、実家周辺の支援センターを調べた。
  • 親などの介護が必要になってからではなく、事前に親のことを知っておく必要がとてもあることがよく分かりました。その他、地域包括支援センターがどこになるのかなど、知識として知っておくと良いことを学べ、参考になりました。
  • 介護についてはお金の問題もあるが、それ以前に親のことや親が住んでいる地域で実際にどうサービスを受けられるのかということを知っておくことが大切だと実感した。
「わかりにくかった・もっと詳細に説明して欲しかった」点
写真:参加者
  • 介護施設の種類、サービス内容をもう少し知りたかった(種類が多くて、結局はよく分からなかった)
  • 講師の方も冒頭で述べられた通り、暗い気持ちになる話なので、いかに前向きに、かつ、事前に取り組んでいけるかが鍵なのかなと思いました。何かいい方法があれば、また教えてもらえると嬉しいです。
  • 要介護度に応じた介護施設の費用を知りたかったが、施設が多い上、使用料の幅もあるので、結局のところイメージがつきにくかった。

今後に向けて

今回は介護の考え方や仕組みを理解してもらうことに主眼をおいたので、介護について考えるきっかけになったと思いますが、どの施設を使うべきか、金額はどれくらいかかるかなど具体的な行動をイメージするまでには至らなかったと思います。

介護は個々人の家庭の状況によって、実際の行動は千差万別となるため、具体的な行動を研修で伝えるのは大変難しいのですが、いくつかの代表的なケーススタディを紹介することで、より具体的なイメージを持ってもらう研修にすることは可能です。

また、「介護を行うための働き方の見直し」「介護予防運動」「家庭内介護のスキル」など対象者を分けることでより具体的な研修を実施することも検討していきたいです。