退職給付債務計算【DBO計算(旧PBO計算)】、退職金・年金制度設計、企業年金資産運用など

企業年金・退職金に関する経営課題を解決するコンサルティング【IICパートナーズ】

代表コラム

07 26

投稿者: nakamura
2017/07/26 15:00

ここのところ、政界での疑惑報道や議論が賑やかになっています。

一人の国民として嘆かわしい状況であり、速やかに真相を究明し決着を付けて欲しいものです。

しかも、今回の疑惑に関する議論は、政治の本質から外れている気がします。
真相究明は、独立性と専門性を兼ね備えた第三者機関、検察官及び裁判官に委ね、政治家は与野党問わず本質的な政治活動に専念できないものでしょうか。

より本質的な政治活動、つまり日本と世界の幸福に貢献するという目的の達成に向けて、社会保障制度改革、経済再生、格差解消など 優先順位の高いテーマに時間を集中配分し、政治の生産性を向上すべきでしょう。

生産性向上のための働き方改革は、与野党問わず政治の世界が一番遅れているのかもしれません。




【本質とは】

では、この本質とはいったい何でしょうか?

デジタル大辞泉によると、『物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。』 とあります。

では、その「根本的な性質・要素」とは何でしょうか?

尊敬するコンサルタント、フランクリン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』の第2の習慣「目的を持って始める」を参考にすると目的の達成に直結するものであるほど「根本的」であり「本質的」である、と考えることができるのではないでしょうか。

では、その目的達成に直結する「本質」を明らかにするためには、どのような思考が必要でしょうか?


【本質を明らかにする思考方法】

本質を明らかにするためには、どのような思考方法があるでしょうか。私としては、以下3つが効果的かと思います。

1:目的に照らし、似た概念との違いを明らかにする
   目的に照らし、似た概念と何が違うのかを考え抜くことで、より根本的なものが浮かび上がってきます。

2:目的に照らし、余計なものを削る
  目的達成にさほど影響しない細かい情報や余計な偏見を捨てることで、より根本的な部分が見えてきます。

3:目的に照らし、他の言葉で言い換える
  別の身近な概念で、同様の目的を持つ言葉を考えることで、より根本的な性質が発見できます。

では、本質を明らかにすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?



【本質を明らかにして、フォーカスすれば成果が出る】

上記のような思考により、本質を明らかにして、本質的なアクションにフォーカスすれば、よりパフォーマンスが向上するでしょう。

なぜなら、目的達成に直結するアクションを考え、実行することで、目的の達成度というパフォーマンスが向上するからです。

余計な時間を節約できるという意味でも、生産性が向上するのです。

冒頭の政界の話はさておき、我々のビジネス界において本質的思考を実践し、生産性を向上させていきたいものです。


【退職給付の本質を考える】

さて、我々が携わっている退職金・企業年金についても、その本質を常に考え続ける必要があります。

様々な考え方がありえますが、仮に退職給付を、企業として人事報酬戦略の一部と捉えるならば、人材確保や生産性向上といった目的の達成につながるような取り組みが本質的に求められるのではないでしょうか。

この点については、こちらのコラムにまとめておりますのでご参照ください。
(参照:「企業年金・退職金の価値向上-1- 企業年金・退職金は眠れる資産?」)

さらに、社会貢献という視点で、退職給付の目的、そして本質を考えていると、退職給付の役割をもう少し広げてみる必要性を感じます。

それは、人生100年といわれる長寿・高齢化社会を前提として、従業員のセカンドライフ充実を実現するため、退職金・企業年金制度も含めたファイナンシャルプラニング、さらにはシニアとして働く場の創出をサポートし、これが結果として、求める人材の確保や生産性向上を通じて企業の人事戦略上も有効な仕組みとなるという考え方です。

この「次世代の退職給付」に関する我々の取り組みを、もう少し具体的にお客さまへお伝えする場を、今秋あたりに設ける予定ですのでご期待ください。

中村 淳一郎

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